QE3の可能性
2012年6月4日
平素はお世話になります。
経営相談、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
米労働省が1日に発表した5月の雇用統計は、
非農業部門雇用者数が6万9000人増(事前予想は15万人増)と、
昨年5月以降で最も低い伸びとなりました。
また、失業率は8.2%(事前予想は8.1%)に上昇し、昨年6月以来の悪化となりました。
前回4月の内容も下方修正されたほか、
時間当たり賃金は低迷、週間労働時間も縮小しました。
これを受けて、アメリカの株価も急落、
本日の東京マーケットへの影響も少なからずあると思われます。
筆者の個人的見解ですが、
今回の統計内容によって、FRBとしてもなんらかの対応をせざるを得ないのではないかと考えております。
つまり、
インフレが現時点で目標を下回っていることを考え合わせますと、
FRBが今月19、20日の連邦公開市場委員会で、
(その効果や副作用についての議論はあるにせよ)
金融緩和(=いわゆるQE3)に踏み切る可能性が高まったのではないでしょうか?
今後のマーケットも含めて、緊張と注目の日が続きます。