西武ホールディングス再上場と今年の新規公開株の状況
2012年5月2日
平素はお世話になります。
経営相談、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
さて、本日はFP的話題ですが、
先日、当欄で「西武ホールディングス株式再上場?」と言う記事を書きました。
↓
http://humane-c.co.jp/2012/03/0313.html
報道では、再上場検討と言ったニュアンスでしたが・・どうなりますか。
さて、それでは、
既に今年、新規公開した銘柄の状況はどうなっているか?ですが・・
今年は既に12社が新規公開しています。
そしてその「公開価格」と、初めて取引される価格である「初値」との比較では、
9社が公開価格に対し、値上がりしています。
ちなみに、初値が値下がりして始まった「ライフネット生命」なども、
その後公開価格を上回っていますので・・
では、最初の「公開価格」が安いほど、
初値との差がつきやすい訳ですが、
その「公開価格」はどのように決まるのでしょうか?
新規公開する際、上場する企業側は公募(新たに株式を発行して市場から資金を調達する事)や、
売出し(既存の株主が株式を市場に放出する事)を行います。
この株式の事を新規公開株といい、英語で「 Initial Public Offering 」、略してIPOとも呼ばれています。
公募や売出しの株券の価格は、
現在、引受証券会社が仮の発行条件を提示し、
投資家の需要を調査したうえで、
株券の発行価格を決める「ブックビルディング(需要申告)方式」が主流となっています。
この発行価格が決まると次に、
この株をその条件で購入したいという人が、証券会社から購入すると言った流れになります。
そして、購入希望者が多数の場合抽選となるのですが。
ほとんどの場合、抽選となるようです。
いずれにしましても、以前にも書きましたが、
↓
http://humane-c.co.jp/2012/02/0229.html
新規公開株(IPO)が賑わう、賑わないと言った状況は、
既に流通している「流通市場」にも少なからず影響がありますので、
今後も注目して行きたいと思います。