平成24年度高年齢者雇用開発コンテスト
2012年5月1日
平素はお世話になります。
経営相談、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
筆者、日頃就職支援セミナー等も行っておりますが、
一般的に高齢者になると再就職が厳しいと言われることも多いです。
その中で、『高年齢者雇用開発コンテスト』なるものをご存知でしょうか?
これは、厚生労働省、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構より、
高年齢者雇用の重要性についての国民や企業の理解の促進と、
高年齢者がいきいきと働くことのできる職場づくりのアイデア普及を目的としたもので、毎年開催されています。
今年の募集期間は2月3日(金)から5月11日(金)までとなっています。
対象は、希望者全員が65歳まで働け、
さらに企業の実情に応じて65歳を超えて働き続けられる企業となります。
高年齢者のために新たな職場や職務を設けたり、
ワークシェアリングによる働き方の工夫をするなど、高年齢者が活躍できる職場とするための改善策や創意工夫事例を募集しており、
応募のあった事例のうち、特に優れたものについては、10月の「高年齢者雇用支援月間」中に表彰されることになっています。
やはり、
ベテラン社員が退職する際に、
若年層にその技術や知識、経験を伝えられないままに職場を離れてしまうことは、
企業にとっても大きなロスであり問題だと思います。
さらに、これらの取り組みは、
大手企業のもので、中小企業には関係ないと思われがちですが、
100年に一度などと言われる経済状態の中で、
まだまだ元気に働けるベテラン社員をどう活用していくのか?
これは、中小企業にとっても決して他人事ではなく、
むしろ重要なポイントとなってくると言うことをお伝えしていくことも
弊社のミッションと考えています。
高年齢者が長い職業人生の中で培ってきた知識や経験を、
若い世代に移譲し、有効に活用する意義が今後ますます高まっていくのではないでしょうか?
極端な「老高若低」、「高齢化社会」と言った構造になる我が国において、
労働力の不足や経済力の低下を補うひとつの手段として注目しています。