カニバリゼーション
2012年2月12日
平素はお世話になります。
経営相談、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
昨日は東京で、
「金融資産運用設計」関係のセミナーを行いました。
寒いところ、お集まりいただいた皆様、大変お疲れ様でした。
あらためて、御礼申し上げます。
ところで、『カニバリゼーション』と言う言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
これは、一般的に、
『自社の商品が自社の他の商品を侵食してしまう「共食い」現象』のことをいいます。
カニバリゼーションには本来「共食い」という意味があり、
それが転じて、マーケティングの世界では、
新商品の導入による既存商品の売上減少、
売場でのフェース展開の行き過ぎによる自社商品の売上減少、
新規チャネルによる既存チャネルの侵食などのことを言います。
さてこの程、『日本のメーカーがなぜ掃除ロボットを発売しないのか?」といったニュースを見ました。
最近、米アイロボット社の「ルンバ」に代表される円盤型の掃除ロボットは、
家電量販店に特設コーナーが登場するほどのヒット商品にもかかわらず、
日本の家電各社は発売に二の足を踏んでいるとのこと。
その理由は何だと思いますか?
おそらく、日本の家電各社にとって、開発・発売する技術はあると思うのですが・・
ニュースによると、理由について、
「100%の安全性を確保できない」ためとのことでした。
例えば、
掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる
階段から落下し、下にいる人にあたる
よちよち歩きの赤ちゃんの歩行を邪魔し転倒させる
などの理由により、二の足を踏んでいるとのこと。
私などは、最初に見出しを見て、
てっきり『カニバリゼーション回避』と言う理由が浮かんでしまったのですが・・
ニュースの中身も、よく最後まで読んで見ることは大切ですね。