原油価格高騰の理由
2012年1月18日
平素はお世話になります。
経営相談、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
昨日は、小山から移動して、池袋のスタディグループで「新春! 2012年経済大展望」と題してお話しさせて頂きました。
御参加した皆様、懇親会まで含めまして大変お疲れ様でした。
小山駅
さて、昨日の話の中でも少し触れました「原油価格」についてですが、
17日のニューヨーク商業取引所先物相場は、前営業日比2.01ドル高の1バレル=100.71ドルと、4営業日ぶりに反発し、100ドルの大台を回復しました。
この理由として、
① 国内外で好指標の発表が相次ぎ、世界経済の先行き不透明感を背景とした需要先細り観測が後退したこと
② 中国の金融緩和観測期待感が浮上してきたこと
③ 欧州経済調査研究所がまとめた1月のドイツ景気期待指数が、2カ月連続で上昇したこと
④ ニューヨーク州の製造業景況指数が一段の改善を示したこと
などが考えられます。
一部には、市場全般がリスク・オンの状態にもどりつつあると言う理由説もあるようです。
ちなみにリスク・オンとは、現金や預金がリスクを取ってリターンを追求する動きになります。
逆にリスク・オフとは、リスクのある投資先から資金を回収するというような動きのことをいいます。
現在の世界経済ががリスク・オンかオフの状態かの議論は別として、
個人的には、
イラン情勢を巡る地政学的リスクが意識されたことが、今回の原油価格高騰の要因として大きいと考えています。