企業の価格戦略
2011年11月16日
平素はお世話になります。
経営相談、社員教育・研修、FP相談等 ヒューマネコンサルティング株式会社 代表の阿部です。
昨日は、浦和で2つのセミナー行い、計5時間程、立ちっぱなし、話しっぱなしでした。
御参加頂いた大勢の皆様。本当に有難うございました。
特に後半のセミナーは夜7時からの開催にも関わらず約200名もお集まりいただき、重ねて御礼申し上げます。
さて、そのセミナーでも触れましたので、いらっしゃった方は聞いたかと思いますが、
「ミヤタサイクルが40万円以上の自転車を開発販売し、それなりにニーズがある」とのニュースに対し、
「消費志向が二極化している」と言ったお話をさせてもらいました。
また、13日のブログでも「所得二極化を映し、時計や絵画などの高額商品が売れている」
と言う記事を掲載しました。
そして、その「二極化」と言ったそばから、今度はファミリーレストランのガストが、
サンクスフェアと題して、普段366~523円で提供されている5種類のキッズプレートを
39円まで値下げするとの報道です。
この破格の値下げが続くサンクスフェアの狙いは、
赤痢騒動で遠のいた家族連れの顧客層を店に呼び戻すことにあると思われますが、
やはり、「ファミリーレストラン」と言う名の通り、
「家族連れの顧客が遠のくは避けたい」との思いから、これだけのサプライズ価格となったのでしょう。
まさに、高価格品と超低価格品の売れ行きが混在するという現象。
これは中小企業のみならず、企業のマーケティングおよび「価格戦略」において非常に重要な論点だと思います。
いずれにしても、中途半端な感じがする品質、価格はあまり受け入れられない時代かもしれません。